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■ピカソ通信 2003年8月1日号 Vol.49■ ・-:☆:-・
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チョコボールの金のエンゼル並みのラッキーな夏にしよう!号。 'i,‥,
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等幅フォントでご覧ください :'‥'
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◆ ♪ ◆ ■ from PICASSO ■
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夏がまた来ましたねっ!
毎年、「記憶にある何度目の夏かな?」と考えていたのが、いつからか「あと
何回、夏を迎えられるかな?」になってしまったこの頃です。(笑)
秋の哀愁感をたのしむためにも、この夏は必要以上にはしゃぎましょう。
by 辻畑鉄也
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◆ ♪ ◆ ■ 特集:みしま&バグダットインタビュー“後編”■
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前回に引き続き、みしま・カオルさんとバグダット・ギターさんのインタビュ
ーをお送りいたします。
☆☆ 彼を作ったもの / 彼が作るもの。 ☆☆
——バグダットさんがPROJECT PICASSOに参加したきっかけは?
バグダット(以下「B」):
『Beach Fighters』の『寺尾玄』君を通じて、辻畑さんと知り合いました。
その時の辻畑さんの第一印象は、『大人の人なんだなぁ』でした。
今でも憶えています。
——アーチスト「バクダット・ギター」のルーツってのが気になるんですけど、
どの様な有名人から影響を受けて、現在のバクダットさんがおられるので
しょうか?
例えば子供の頃好きだった曲とか、大好きなアーチストとか....
B:なんといっても、『筒井康隆』。
間違いなく、あそこで形成されているの、俺の人生は。
いろんな音楽....よりもむしろ、彼だね。彼にかなりの影響を受けてる。
あと、ピカソの御三方には、仕事の進め方という上で、影響を受けていま
す。それと、『みしま・カオル』のガッツにも。
——おととし「music.co.jp」で配信された4曲を聴いたのですが
(MOMO〜Pippi/歯ブラシ/春風/アメリカ)
クールなフュージョン系のインストからレゲェ調の唄モノまで、いろいろ
あってびっくりしました。
バクダットさん的に、オススメどころを自己PRしてください。
B:徹底的、尚且つ、攻撃的に、自分も傷つく覚悟で、ある特定の人物に向か
って、歌ってます。
けっしてリラックス出来る曲じゃない。癒しと反対のベクトルに向かって
る音楽です。あまりお勧めはしません。(笑)
——アマノジャク....なんですね。(^^;
B:そうそう、よくガキの頃言われたよ、アマノジャクって。あの頃は意味分
からなかったけどさ(ニヤリ)
◎◎◎ 横で、みしまさん大爆笑。
——ソロユニット「バクダット・ギター」として今後、どんな感じのサウンド
を追求していきたいですか?
B:新しいギターチューニングの探求。そこから新しい楽曲をつくりたいなと、
あと、コード進行からの開放。
とにかく、決まりきったパターンから開放されたいの。
——ところでバクダットさん、ライブで“ご自身が唄う”予定はないですか?
B:そうねえ・・・10回に1回の割合で歌おうかと。(笑)
それにあたった人は、チョコボールの金のエンゼルが見つかったぐらいラ
ッキーかも?
☆☆ 彼女を作るもの / 二人が作るもの。 ☆☆
──さて、このところずっとお二人で組んで活動されてますが、どういうきっ
かけでそういうことになったのですか?
みしま(以下「み」):
なんだったっけなぁ....はじめ、サポートをお願いしたのは私なの。
で、それから一緒に曲作るようになったりして。
こうして活動し続けられるのは、まずなにより楽しいし、あとすごく気が
合うしね。大元はきっと“縁”だね。
——みしまさんから見た、バクダットさんの印象はいかがですか?
み:初めて会ったのは「祭り」の時なんですけど『う”っ、なんて怖そうな人。
絶対、話しなんて出来ない』って思いましたね。
で、今の印象は『すごく繊細で情熱的』でしょうか?
彼のギターPlayも大好きです。
——では、バクダットさんから見た、みしまさんの印象は?
B:第一印象は『カワイ子ぶっている?....けど、内面はガッツのある人だなと
思った』、です。あともう一つあるけど、それはココではナイショ。
今の印象は『勘がいい。こちらが言ったことに少し考えてパパッと返して
くる....賢い!、そしてガッツのあるコ、なんだけど、内面は可愛いコ。』
だったりする。
◎◎◎“ナイショ”の部分、後でこっそりお聞きしましたが
横で聞いていたみしまさんは大爆笑でした。
オフレコということで、ここで書けないのが残念!
——みしまさんは2年前にデビューCDS「SAYONARA NO.5」を出されて、当時はラ
ジオやイベントへの出演が多かったですが、去年の秋頃から、都内のライ
ブハウスへの出演が増えてきましたよね。
ライブ活動中心になったというのは何か、心境の変化でもあったのでしょ
うか?
み:そうね〜、とにかく実力と実績をつけたいっていうのが、一番の原動力か
な? そのために今自分で出来ることを精一杯やろうと思ったからですね。
——「SAYONARA NO.5」では、割とフレンチポップス的なイメージが強かったよ
うに思いますが、今後、アーチスト「みしま・カオル」として、どんな感
じの音楽を目指していきたいですか?
み:今は吸収段階で、まだどこに向かうか、自分でも見つけられていません。
最初の頃はいただいた“もの”を自分の“もの”にしていくだけだったか
ら、これからは、自分が興味があるもの・好きなもの・嫌いなものを自分
で分かるために、いろんなことを知る・蓄える作業をしています。
で、そこから自然にこれだって思うものを見つけられたら....いいなって
思ってます。
——では最後に、「ピカソ通信」読者の方へメッセージを。
み:これからもライブ活動をしていきますので、都内近郊でライブに来られそ
うなみなさんは見に来てくださいね〜。
みしま・カオルの今後にご注目ください!よろしくぅ☆
☆☆ インタビューを終えて。 ☆☆
町でいろいろと音楽関係のインタビュー記事を読むに、まだ活動歴の浅いミ
ュージシャンが自身の音楽性をたいそうに語っている記事が多いなぁ....と
感じることが多いのですが、それに比べて、自分のことを「今は吸収段階で、
まだどこに向かうか、自分でも見つけられていません」と評したみしまさん
のコメントは、素直で新鮮な印象を受けました。
まだ駆け出しのインディーズアーチストとしては、むしろ、これが本音じゃ
ないかな?....と思ったほどです。
ご自身は控えめな物言いをされていますが、7月6日のケーブルテレビ出演は
実は、系列ライブハウスでのステージが好評だったことから実現したもの。
長らく出演している常連アーチストであっても、テレビとなるとなかなかハ
ードルが高い様ですが、彼女はわずか3回のステージで、出演の切符をゲット
した....という曰くつきなのです。
アーチスト「みしま・カオル」は確実に、日々成長していると思いました。
そして、今回が初めてのインタビューとなったバクダットさん。
実際にお逢いするまでは、やっぱり『う”っ、なんて怖そうな人。絶対、話
しなんて出来ない』という印象でしたが(笑)、実際には非常に気さくなお方
で。こちらのつたない質問にもいろいろと答えてくださいました。
ご自身の個性的な音楽とはまた一線を画して、みしまさんの良さを彼女と一
緒に模索している....プロデューサーとして親身に関わっているという姿勢
を強く感じました。
◎◎◎ みしまさんのライブ情報を「臨時増刊19号」に載せています。
8月は4本! ちょっとビッグなイベントもありますヨ(^^)/
みしま・カオル公式ページ http://www.pro-picasso.com/mishima/
Baghdad Guitar公式ページ http://www.pro-picasso.com/baghdad/
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◆ ♪ ◆ ■ 最上三樹生の好評連載 ■ 「ピカソ」との時間 第17回
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アイドル歌手(^^)「上原さくら」のお話の続きです。
男の世界だった「箱根サウンドボックス」に、正統派アイドル路線を歩んでい
た「上原さくら」を迎えるに当たって、我々もちょいとした心配りをしました。
クリスマスが近い時期だったので、玄関に続くスロープの手すりにちかちか光
る電球をあしらってみたり、玄関をクリスマスらしく飾ってみたり、最大の目
玉は、リーダーがサンタの衣装で出迎えるというものでした(^^)。
しかし、このもくろみは、意外に冷めた反応とともにあまり期待していたほど
の盛り上がりを見せませんでした(^^)。でも、リーダーはその日一日サンタの
衣装のまま黙々と仕事をしていたのでした(^^)。
彼女は、本格的なレコーディングに一から参加するというのは初めての経験だ
ったらしく、僕らのペースに付いてこれません。当たり前ですけど(^^;
みんなで、一斉に演奏して仮のボーカルも録るという手順を選んでいたのです
が、ボーカルブースの中で、どこから歌い出していいのかわからず、不安な目
をしてこちらを見ています。カラオケと違って、ガイドのメロディーも何も無
いのですからしょうがないですね。
私のポジションがちょうどボーカルブースの隣だったので、指でカウントを出
して教えてあげました。この行為を繰り返している内に、一つのことを思い出
しました。
我々の仲間であるエンジニアの森元くんが、丹波哲郎さんのボーカル録りをし
たときの話です。
歌い出す場所に来たら肩を叩くという作戦をとっていたらしいのですが、丹波
さんは機械のごとく叩かれた瞬間に歌い出すのだそうです。音楽的な流れなど
全く考えず、歌い出しの1拍前に叩かれるとそこから、半拍前だとそこから、
見事に歌い出すのだそうです(^^)。
さすがに、さくらはそんなことはなかったのですが...(^^)
でも、歌い終わった後に、「歌詞に出てきた「ピサの斜塔」ってなに?」って
聞いてきました。恐るべし、さすがアイドル(^^)
この一連の上原さくらレコーディングは、翌年の5月くらいまで続いて
「Cherish」というアルバムに収められているらしいです。多分探し出すのは困
難だとは思います。何しろ、私も今まで一度も聞いたことがありません(^^;
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◆ ♪ ◆ ■ 編集後記 ■
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最近ソプラノリコーダーを買いました。その価格なんと380円!!
同時に買った「みんなのうた」の楽譜集から「潮騒のうた」を探し出し、練習
中です。子供のころより結構うまく吹けたのでちょっとうれしかったり・・・
この夏のあいだにマスターできるでしょうか。
それにしてもいい夏の思い出を作りたいなあ・・・・・・・・・はあ。
(サトヨコ)
上原さくらさんの「Cherish」は96年9月に発売。
リーダーと、「Boy meets girl」の尾上文(おのえ・ぶん)さんの共同プロデュ
ース作品です。11曲中7曲が森さんアレンジ&演奏もピカソ御一行様。
「ファッションも、ROCKだと思う。」というキャッチコピーが語る様に、ガー
ルズポップを全面に押し出した、フォークロック色の強い仕上がりです。
確かにレアなCDですが、私も地元の中古屋さんで見つけましたので、興味のあ
る方は頑張って、探してみてください。「Boy meets girl」のファンにかなり
好評だった様ですが、ピカソファン的にもかなりオススメです(^^) (ぎねね)
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