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2003 2002 01-00

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  ■ピカソ通信 11月1日号■          道に生きる男と女。号
                           2002.11.1 発行
    ♪ ♪ ♪ ♪ ♪         等幅フォントでご覧ください
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◆ ♪ ◆  ■ from PICASSO ■
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  我が社屋(通称、ホワイト・ハウス)にも、
  確実に冬が忍び寄ってきている。
  建築様式、立地条件、等で夏は極暑、冬は極寒、
  全く以て季節感にアフレタ素晴らしい会社なのだ。
  この時期、僕はキャンプ用品売り場とかに行くと、
  あれこれ胸がトキメク。
  それは、冬山に挑む、というスピリットではなく、
  居残り宿直する為の防寒グッズ探し、ですう。
  スイマセ〜ン。
                           by j.azum@

☆ そういえば聞いた話ですが、純二さんがデザインした「SPICE」のジャケ。
 「遠くから見ても分かる様に」あの絵柄にしたんだとか。確かに....(笑)


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◆ ♪ ◆  ■ 特集 ■ ひかれ原石。 − Rough Diamonds −
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前号でお知らせした通り、今回は「Rough Diamonds」の特集です。
Rough Diamondsはサウンドプロデュースのカワノミチオさんと、作詞/ボーカ
ルのYu- Yu-さんのユニット....ですが、ベルアコのドラマー河野さん&ソロで
活動していた「いとうゆうこ」さん....と言った方が分かりやすいかも。
PROJECT PICASSOの公式サイトでCDリリースが告知されたとは言え、これまでほ
とんど情報のなかったユニットなだけに、二の足を踏んでいる読者の方もおら
れるのではないでしょうか? (^^;


  ☆ ★ ☆....という訳で、やってみましたインタビュー。....☆ ★ ☆ 

     カワノミチオさんにメールで質問させていただきました。
     (最後のお答えは、おふたりそれぞれからいただきました)

おふたりがユニットを結成したきっかけは、何でしょうか?————————

  ゆうこさんがまだメジャーレーベルのアーティストだったときに
  ライブのサポートとして一緒にやるようになったのです。その後
  彼女の契約終了等でフリーになったことで何か一緒に面白いこと
  やれるかもねなんて話から色々作り始めたわけです。かれこれ3
  〜4年前でしょうか。

今回、この時期にCDを出すことになったいきさつを教えてください。————

  上から続きますが、そうやって色々試行錯誤しながらとりあえず
  良い作品づくりをめざして作っていったのですね。そんなことが
  約1年近く続いてある程度作品がたまって純二君とかガッチャン
  とかに手伝ってもらいながら形にしていったんですが、その後双
  方の諸事情とかでしばらく活動休止していた時期がありました。
  まあでもそのまま作品を眠らせておくのはもったいないと重い腰
  をあげて本気で世の中に出せる形にしていかなければ!といきさ
  つはそんなところだと思います。かなりののんびり屋ですよね。

デビューアルバムのジャケットは河野さんがデザインされたそうですが
あの写真には何か、意味があるのでしょうか?——————————————

  すごくあるんです。と言いたいところですが実はあまりそれ自体
  に意味づけをする気はありません。音楽もそうですがリスナーの
  かたそれぞれに固有の解釈があって良いと思うんですね。発信す
  る側は各作品にそれぞれ思い入れがあると思うのですがそれはそ
  れとしてですね。でも、ジャケットの前にドアー(入り口)があ
  ってうしろに小さな穴があるんじゃ色々と考えますよね〜。ミス
  テリアスな部分があっても良いのではないかと思ってます。

これまではスタジオワークが中心だったそうですが
今後、ライブやメディア出演などは考えておられますか?
また、生唄披露となると
河野さんはやっぱり、ドラムを叩きながら唄うことになるんでしょうか?——

  ドラム叩きながらいつも大声だしてるそうなんですが(どうやら
  うなってるらしい・・)ナマ歌ですか・・時々他のセッションで
  コーラスやったりしてるからそう言う形態もあると思いますよ。
  まあパーカッションと一緒にとか鍵盤を適当に押してみるとかそ
  んなこともあるかもしれません。ライブとかメディですね?勿論
  考えてますが具体的にいついつとまだ言えないところがちょっと
  痛いですね。

読者の皆さんに、何かメッセージをどうぞ。———————————————

  CDが店頭に並んでいなかったりとか色々不便をおかけしてます
  が興味があったら是非聞いていただけたらと思ってます。そして
  それぞれのやり方で楽しんでくれればと・・ある時は踊りながら、
  泣きながら、微笑みながら、くつろぎながら、TVを見ながら、
  お酒のお供に。そして何か感じたことがあったらお話を聞かせて
  ください。                    (カワノミチオ)

  あの頃に書きためていた詞に曲を付けて行った事で今回のCDに
  入ってる曲ができていったのですが、それは色々な意味でその時
  に感じていた自分を反映させたものだと思います。そしてそう言
  う時期を過ごしていったなかで発見もありまたある意味で成長し
  た部分もあって今はよりポジティブな志向を持った自分に生まれ
  変わったのではと思ってます。これからも常に変化し続けるラフ
  ダイアモンズの応援宜しくお願いします。         (Yu- Yu-)

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┌─────────────────────────────────┐
|6曲入ファーストミニアルバム「Rough Diamonds」発売中!        |
|    MU-200201 / ¥1,575-(tax in)              |
|    【発売元】Mind Universe Records 【販売元】ダイキサウンド |
└─────────────────────────────────┘
 ※河野さんが社長を務めるインディーズレーベルからの発売。
  METRONOM Recordsではないのでご注意を。ただしダイキサウンド取扱い
  なので、買い方の注意点はMETRONOM Recordsと同じです(^^)。
  アルバム名/CD番号/発売元/販売元をきちんと言ってご注文を。
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   ☆ ★ ☆....という訳で、聴いてみました実際に。....☆ ★ ☆ 

1.Someday ####
 吉沢梅乃「アフターマス〜余波〜」の原曲。詞はYu- Yu-さんのオリジナル。
 キーは同じBmですがボーカルの味のせいか、梅乃さんVer.よりもまったりと、
 ラフな仕上がり。ベースの大御所、元トランザムの富倉安生さんが参加。

2.We Belong Together ####
 運命、愛の深さ、そして時空の流れ。それらを短い歌詞=少ない音符に表し
 て、無国籍な世界を展開しています。この曲はコーラスワークが秀逸!

3.Blue ####
 ピカソファンにはお馴染みのメンバー(東さん/森さん/嘉多山信さん)が勢
 揃いの曲。公式サイトでまるまる1曲試聴可。
 森さんの弾くオルガンが、素朴な雰囲気に一役かってます(^^)d

4.Minimum ####
 「食欲」という生々しい日常をキーワードに、飽食に病んだ現代にメスを入
 れた作品。早口でまくしたてる体当たりの唄い方が心に響きます。
 タイトルの意味は歌詞を読んでのお楽しみ。

5.手に入れたもの ####
 アナログ感漂う、70年代調のフォークロック。ミディアムビートのこの手の
 曲はともすれば間延びしやすいものですが、Bメロが短かめなことと、ボーカ
 ルの表現が多彩なことが、聴き手を飽きさせずに引きつけてると思いました。

6.声を聞かせて ####
 ドラムレスのスローバラード。それまでの5曲とは打って変わって、ほのかな
 しおらしい声に癒されそう。
 ギターの古川望さん(現「古川兄弟」)のアルペジオが叙情的でgood。

Yu- Yu-さんはソロ時代からほぼ全ての曲の作詞を手掛けてますが、当時から定
評のあった、純粋な本音をざっくばらんに訴える詞のスタイルは、ラフダイに
なってからも健在です。
ただ、ソロ時代はフォーク調の曲が多かったせいか、私小説的に荒削りっぽく
書いた内容が中心でした。それに比べてラフダイでは、より大人の視点で自分
の想いを書いている様に思います。
以前はほとんど見られなかった横文字も取り入れているし、展開や字数合わせ
といった、詞作品としてのクオリティも重視している様です。

一方、河野さんは「マグリット・ボイス」というプログレバンドでも活動中で、
そのため当初、このラフダイも難解な音楽では?....と思っていたのですが、蓋
を開けてみたら取っつきやすい曲ばかりでびっくり。
作品の骨組みがしっかりしていて、これは音の重ね方を知り尽している人の音
作りだと思いました。さすが、某氏に「鬼才ドラマー」と称されたお方です。
(「ピカ通」増刊9号を読まれた方なら、某氏が誰かはお解りですよね?)

単に分かりやすいだけではなく、随所にマニアックなおかずもちりばめられて
いて、自由度の高い、深みのある熟練したサウンド。
何より、Yu- Yu-さんの声がすごく活き々々していて....ソロ時代より唄い方は
穏やかなのに、説得力はむしろ増していて、これまたびっくり。
決して、作り手側の主張を押し付けている訳ではないのに、聴き手を自然に振
り向かせてしまうものがあります。

.....なんて書くと、これはピカソのレビューにも使い回しできそうですネ(笑)。
えぇ、少なくともピカソが好きな人は絶対、琴線に触れることでしょう(^^)。
夏から秋にかけて、ピカソのニューアルバムで刺激的な楽しみを味わった方も
ぜひ一度、ラフダイを聴いてみてください。

 Rough Diamonds公式サイト    http://www.pro-picasso.com/diamonds/
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◆ ♪ ◆  ■ 最上三樹生の好評連載 ■ 「ピカソ」との時間
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.....は、すみません。今回はお休みです。
ちょっと忙しそうです。最上さん....ご無理されませんよう。


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◆ ♪ ◆  ■ 編集後記 ■
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サイト更新もうちょっと!ってとこの土曜日の夜、風邪を引いて寝込みました。
(^_^;) でも、月曜日仕事休めない…って思うと不思議と一日で治すことができ
ました。今までは、治るまでにもう一日かかってたのに、うーん成長したなあ。
(っていうのかな?)
さて、11月に入りますと梅乃さんの学園祭ライブ、ピカソのインストアライブ
と関東勢のイベントが増えて参ります。そのことを考えますと、おちおち風邪
も引いていられない。…日々なのであります。         (サトヨコ)

うー。自分で決めたこととは言え、レビューって大変....(^^;
国語辞典と英和と和英を足元に置いて、ネットで語彙を検索しまくって頑張り
ました。こういうのをさらりと書ける様になりたいものです。
ところで、今回特集したラフダイのファンサイトを開設しました。
http://www3.to/r-diamonds/ までお越しください(^^)      (ぎねね)

┌──────── ☆ 投稿・ご意見はこちらへ ☆ ────────┐
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|  フォーム:http://www.saturn.sannet.ne.jp/picasso/form.html   |
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