♪‥‥…━‥‥…━‥‥…━‥‥…━…━…‥‥━…‥‥━…‥‥━…‥‥♪
■ピカソ通信 臨時増刊8号■ 2002.5.1 発行
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 等幅フォントでご覧ください
♪‥‥…━‥‥…━‥‥…━‥‥…━…━…‥‥━…‥‥━…‥‥━…‥‥♪
*本編(5月1日号)は届いてますか? 届いてない方はご一報ください*
◆■■■◆ ‥‥‥‥…━‥‥…━‥‥…━……━…‥‥━…‥‥━…‥‥‥
◆ ♪ ◆ ■ 特集 ■ METRONOM Swinging Picnic ! Part III
◆■■■◆ ‥‥‥‥…━‥‥…━‥‥…━……━…‥‥━…‥‥━…‥‥‥
4月19日(金)、お茶の水クリスチャンセンター(OCC)の8階チャペルで行われた
「METRONOM Swinging Picnic ! Part III」こと ピカソ/千鶴伽(ちづか)/
みしま・カオルのライブレポートをお送りします。
◆みしま・カオル◆ (Opening Act)
----------------------------------------------------------------------
曲目:青空の7 -seven-/雨女/SAYONARA No.5
演奏:みしま・カオル (Vo)/Baghdad Guitar (A.G)/森英治 (Keyb)
----------------------------------------------------------------------
会場を入り口の外で並んで待っていると、中からリハーサルの音が漏れ聞こえ
てました。みしまさんの声。その点は、いい会場でした…
元々持ち時間が15分と非常に短かったこともあって、曲も3曲、MCもほとんどな
しって感じで、あっと言う間に終わってしまった印象のみしまパートですが。
ちょっと開始時間を過ぎた辺りで、みしまさんステージに登場。
「お忙しいところどうも。」とか言われてしまいました。
この日のみしまさんの服装はストライプの2ピース。それもスカート姿です。
いやぁ、新人OLのような初々しさでちょっと新鮮でした。
まず「青空の7 -seven-」でスタート。手の動きが可愛い印象の強い振り付けに
なってますが、カメラを構えると実に判ってるけど間に合わないという点では、
「マイスウィートコンプレックス」と並んでカメラマン泣かせな曲です。
で「雨女」。なんとなく私の中では1曲目という印象があるのですが、皆さんの
中ではどうでしょう? 一番付き合いの長い曲だからですかねぇ。
最後はもちろん「SAYONARA No.5」でした。聴き慣れてる人にとってはいまさら
どうこう言うまでもなく、いい曲ですね。てな具合の3曲でした。
実にすたすたと足早にステージを降りてしまったので、ちょっとタイミングを
はずしたファンが約2名…。花束を渡すにはやはり2列目に座るのは間違いだっ
たな、と反省したのは私でした(爆)
◆千鶴伽◆
----------------------------------------------------------------------
曲目:Waitin' for you in the FESTA/もみじ/ホーム/urei/ひみつへいき
/京都慕情/焦げついた純愛/wonder life/steve/砂遊び/mellow
演奏:千鶴伽 (Vo)/坂下秀実 (Piano&Keyb;from 四人囃子)
/金武功 (Perc)/河合徹三 (A.G&Bass;from 南こうせつバンド)
----------------------------------------------------------------------
千鶴伽さんはロングスカートで登場。何でもスカート姿でステージに立つのは
(みしまさん同様)珍しいとのこと。
インディーズから2枚のアルバムをリリースしている千鶴伽さん、今回は昨年7
月に出たセカンドアルバム「ココロノカタチ」の曲を中心に、計11曲を披露。
時に優しい声でそっと、時に髪を振り乱しながら激しく歌う姿はまさに、女性
の心の移り変わりを表している様でした。
駅での別れを歌った「ホーム」という曲と、とある中学校に贈った曲で千鶴伽
さんがティンホイッスルを吹いた「wonder life」が、新曲だそうです。
また黒人男性との交流がきっかけで生まれた「steve」には、聴いてて考えさせ
られるものがありました。
サポートメンバーは皆さん、大御所の方ばかり。限られた楽器を駆使して、バ
ンドアレンジにもかなりの工夫がされているのを感じました。
千鶴伽さんは東京で音楽活動を始めて10年になるそうです。キャリアが長いせ
いか、ピカソのライブでは見かけないお客さんの中には、年齢層の高い方もか
なり見受けられました。
※ 千鶴伽さんのCDは公式サイト「千鶴伽倶楽部」(http://www.chizuka.com/)
のほか、HMVの通販でも入手できます。
また全国発売しているので、CDショップでも注文できるとのことです。
◆Picasso◆
----------------------------------------------------------------------
曲目:夏の約束/憂鬱なバウンド/海のラクダ/YURA YURA/いつかどこかで
/STARZ/GARDEN/MASTERPIECES/僕のスピリット/明日の風
/シ・ネ・マ(アンコール)
演奏:辻畑鉄也 (Vo&A.G)/東純二 (E.Bass)/森英治 (Keyb)/河野道生 (Drs)
/嘉多山信 (Gtrs)/最上三樹生 (cho&Synth.op)
----------------------------------------------------------------------
トリは我等がピカソ。開演が押したのもあって、始まった時点で既に21時。
MCが短かめだったせいか、トータルで1時間を切りましたが、それでもアンコー
ルこみで計11曲。しかもそのうち5曲が、活動再開後のライブでは初披露。
急に決まったステージとは思えないほど、アグレッシブなラインナップでした。
1曲目、これは誰も予想できなかったのではないでしょうか。
CDの哀愁漂うイメージとは一変、ビートを強調したアレンジに、思わず客席で
体が自然に動いた人もちらほら。
「憂鬱なバウンド」〜「YURA YURA」と、アルバム「12色のハンマー」の曲が
3曲続きました。全体的に今回は、最初ドラムがお休みで、途中からじわじわと
盛り上がるタイプの曲が多かった様に思います。
「作詞作曲:辻畑鉄也」「作詞作曲:東純二」という曲があわせて6曲あったと
いうことからも、今回の選曲がいかにマニアックだったかがうかがえます。
あと、何といってもニュースなのは、ニューアルバムの曲を2曲披露したこと。
「いつかどこかで」は「Paradise Lost」にも通じる、ゆるやかなスイング調の
キャッチーなメロディラインが印象的でした。
「STARZ」はBell&Accordionsのデビューアルバム「あじあ姫」(注:アンサンブ
ルレーベルからは「潮騒のうた」というタイトルで発売中)収録曲のピカソ版。
ちなみにニューアルバムの制作状況は、MCによれば「6月1日発売を目指して」
最後の追い込み中だそうです。特にリーダーは、MCでも花粉との壮絶な格闘を
ネタにするぐらいでした。毎日鼻を洗って頑張ってるそうです。
アンコールの「シ・ネ・マ」は、去年10月の渋谷ラママで演奏したアレンジと
同じでした。実質「シネマ'90」ですね。
◆振り返って....◆
----------------------------------------------------------------------
今回はチャペルという、音響的にはロックコンサートに向いていない会場での
ライブでした。機材も何もなく、まったく一からの設営。それだけにピカソ/
千鶴伽両陣営とも、大変な苦労があったのではないでしょうか。
それでもどちらのステージも、それぞれの通のファンが唸るほどの通な選曲で、
構成としては素晴らしいものだったと思います。
ロックバンドのピカソ、フォーク調のハーフバンドの千鶴伽さん、そして軽い
打込みをバックに弾き語りに近い感じのみしまさん。3者3様、それぞれ違った
味わいのある編成で、そういう意味でも楽しめた3時間でした。
※ 今回のライブの写真や、音響についてのことetc.を「ピカソ通信九州支部」
のレポートページに載せています。興味のある方はどうぞ。
(http://www3.to/pica-q/)
◆■■■◆ ‥‥‥‥…━‥‥…━‥‥…━……━…‥‥━…‥‥━…‥‥‥
◆ ♪ ◆ ■ 編集後記 ■
◆■■■◆ ‥‥‥‥…━‥‥…━‥‥…━……━…‥‥━…‥‥━…‥‥‥
3月末から色々イベント目白押しで終わってほっとしておりましたら、6月には
どうやらピカソのニューアルバムが出るみたい・・・だそうで。
それにしても心配なのはワールドカップ。今回のfrom Picassoを見る限り
「ワールドカップは一生に一度だから」とかいってプロモーションそっちのけ
でTVにかじりつくオトナ約1名がいらっしゃいそうですね。
(後の2名もつられるかな?) (サトヨコ)
久しぶりのレポートで何かいて良いんだか浦島太郎な感じでございます。
もーちっと存在アピールしないとだめですね。がんばります、はい。 (鴉)
「東京の風って、なんか、固いなぁ....」
2つの街をハシゴして思いました。東京は便利だけど、競争の激しい街でもあっ
て。木々を揺らす風も、何となく直線的な気がして。
どんなに頑張っても報われない時はあるし、表に出ない努力はなかなか評価さ
れないものだと思うし。みんなに知らせたいんだけど自分の立場では言うに言
えないこととか、言えない・結果に出せないために、誤解を受けたりとか....
今回の旅にまつわり、私の周りでもいろいろな出来事がありました。周囲の人
と柔らかいつきあいをしながら生きてゆくっていうのは、とっても大変だけど、
とっても素敵なことだと思うのです。そういう人間になりたいなぁ....と切に
思う今日この頃。ピカソとそれを取り巻く方々の様に。 (ぎねね)
┌──────── ☆ 投稿・ご意見はこちらへ ☆ ────────┐
| メール :parade@p.club.li または picasso@post.tok2.com |
| フォーム:http://www.saturn.sannet.ne.jp/picasso/form.html |
└─────────────────────────────────┘
**********************************************************************
企画・制作:プロジェクトペリカン 制作協力:メトロノームレコーズ様
登録/解除URL http://17.tok2.com/PARADE/mailmagz/index.htm
このメールマガジンは『まぐまぐ』から発行しています。
**********************************************************************